マルチストリーム処理

大規模なシステムではマルチストリーム処理は必須のテクノロジーです。

 

サーバー機能でリダイレクトの説明をしていますが、マルチストリームもリダイレクトの対象です。

 

混同しやすいので解説しますが、同時配信数とマルチストリームは意味が全く使います。

 

マルチストリームは設定条件の異なる(解像度、フレームレート、品質など)ストリーム何本流せるかと言うことです。


では、何故この様な機能が必要なのでしょうか?

 

CIF(320x240) VGA(640x480) SVGA(800x600) XGA(1024x768) 1.3M(1280x960) 720P(1280x720) 1080P(1920x1080) 4Kと解像度は確実に増大しています。

 

しかし、それをモニタリングする場合を想像してみてください。 カメラ1台にモニター1台は特定の用途やその要求で使いますが、通常は分割画面に表示しています。

 

市販されているモニターで一般的な解像度は1080P(1920x1080)です。 これを16分割すると、一つのタイルのサイズは?

480x270です。 ここに、カメラのフルHD 1080p(1920x1080)のストリームを表示させる事は全くのリソースの無駄です。

全く意味がありませんし、システムは直ぐに破たんするでしょう。

 

フルHDのカメラを15fpsで表示と録画、カメラ台数80台を5台のモニターで常時表示する。

一画面16分割で5台のモニターに表示される。 この仕様ですと日本製のVMSではシステム自体を構築できません。

即時破綻します。

 

Omnicastならマルチストリームを設定して楽々こなします。

 

フルHD(1090x1080) 15fps 2~6Mbps 3Mbpsで設計

CIF(320x240) 15fps 80Kbps~210Kbps 100Kbpsで設計します。

 

つまり80カメラを全表示しても8Mbpsというとんでもなく低帯域で表示できてしまうのです。

 

表示している1/16の画像をダブルクリックすると全画面に変わります。

この時は自動的にフルHDで表示します。 これをダイナミック帯域制御と言います。